39デザインマットレスとピローを使用しているプロスポーツ選手に「睡眠」をテーマにインタビュー。睡眠の大切さ、寝具が身体に与える影響、ケアの仕方などを語ってもらいました。
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岡本飛竜
HIRYU OKAMOTO
バスケットボール | 広島ドラゴンフライズ
1993年生まれ、鳥取県出身。ポジションはチームのまとめ役で司令塔としての能力も要求されるポイントガード。森田トレーナーが「チーム1の健康ヲタク」と称するほど食生活や睡眠に対してストイック。身長170cm、体重78kg。
<プロバスケットチームのヘッドトレーナーが考える良い睡眠とは>
森田ヘッドトレーナー(以下:森田HT)
トレーナーはチームで長期離脱者やケガ人を出さないために「ケア」と「トレーニング」をする仕事です。今の時代「ケア」と「トレーニング」を分業にしているチームが主流ですが、僕はケアとトレーニングさらにはテーピングまで一貫して見ています。そうしないと選手が出す不調のサインに素早く気づけなかったり、トレーナーごとに助言がバラついたりして、選手のコンディションをより良く保てなくなると考えるからです。僕が考える良い睡眠は、時間より質が大事ということ。僕自身は3〜4時間のショートスリーパー。それが選手にとって良いことだとは決して思わないですが、たとえ7時間寝ていても寝始めの1〜2時間で目覚めていれば自律神経の交感神経が過剰に興奮している状態で身体が不調のサインを出していることになります。逆に短くても4〜5時間連続して寝れている場合は健康な状態のサイン。レム睡眠の2回目まで睡眠が取れたら良いと思います。夢の内容を1日経っても喋れる状態は、目を瞑ってるから身体は休めているけど、脳は起きてる状態なので、あまり良い睡眠が取れていないということになります。「なんか夢を見たけど思い出せない」というのは良い睡眠が取れた証です。
<39デザインマットレスを使い始めて感じた身体と気持ちの変化>
森田HT
プロバスケットボールは夜から行うナイトゲームがあります。その試合後、選手の身体は疲れているけど、脳が興奮していて眠れない状態に。そこで39デザインマットレスや39デザインピローなど身体に合う寝具があれば興奮状態を緩和して入眠しやすいと思います。短い時間でも、質の良い睡眠が取れると心身は回復するので寝具選びは大事です。
岡本飛竜選手(以下岡本選手)
以前は目覚めが悪く、目覚めていてもベッドから出られないことがありました。39デザインマットレスを使うようになってからは起床時の目覚めが良く、身体がスッと起き上がれるように。今まで感じたことのない嬉しい感覚で本当にびっくりしました。ナイトゲーム後の入眠も驚くほどスムーズになりました。39デザインマットレスの柔らかい素材が自分には合っているんだと思います。寝返りが楽になった感覚も。
森田HT
39デザインマットレスと39デザインピローを使用中の選手からは、入眠が早くなったと聞きます。コーチや選手の主観で本人が「寝れてる」体感を得られるのが大事で、我が家でも家族が使っていて「夜中起きる回数が減った」と好評です。
<睡眠の質を上げるためのHOW TO>
森田HT
睡眠の質を上げるのに共通して言えることはリラックスした状態になってから布団に入ること。そうすることで入眠がスムーズになります。交感神経を抑えて副交感神経を上げるようにアドバイスします。お風呂やアロマなど、選手それぞれがリラックスできる方法を見つけて取り組んでもらっています。自律神経は胸椎(背骨)と仙腸関節(骨盤)が司っているので、寝る前にほぐすようにセルフケアの方法も教えています。睡眠や食事のアドバイスは「アスリートとはこうあるべき」と教科書通りの考え方を押し付けるのではなく、それぞれの選手のライフスタイルやキャラクターに合わせて行うことを心がけています。
岡本選手
多くのトップアスリートが実践する瞑想を就寝前に取り入れて入眠のスタンバイをしています。まずは照明を暗くして、お気に入りのゆったりとした音楽を流しながらストレッチ。身体がほぐれたら音楽を消して瞑想を10分間行います。精神的な安定と感情のコントロールができるようになり睡眠の質も高まっています。
<ファンの皆さんへメッセージ>
岡本選手
2019-2020シーズンよりも厳しい戦いが続いていますが、諦めない姿勢、屈しない姿勢を常に持ち続けて、ポジティブなマインドでひとつ一つ課題に向き合っていけば必ず成長できると思いますし、そういった姿をしっかりとブースター、ファンの皆様に見せて一緒に勝利を味わえるように努力していきたいと思います。応援よろしくお願いします!
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取材協力
広島ドラゴンフライズ
https://hiroshimadragonflies.com/
広島に拠点を置くB.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム。クラブ設立から7年目の2020年、チームとファン念願の「B1」の舞台でプレー。チーム名の由来は広島県廿日市市宮島町で生息する「ミヤジマトンボ」に由来。前に飛んで、後ろにに決して下がらない勇敢な虫で縁起のいい虫とされている。
39デザイン担当者 編集後記
漫画「スラムダンク」で夢中になった方もたくさんいる「バスケットボール」。試合展開が早く、バンバン点が入るので見ていてワクワク、ドキドキが止まらないスポーツです。プロ、しかもB1の試合となるとスピード感がありとにかく迫力満点! 今回取材にご協力くださった岡本選手のポジション・ポイントガードの選手を軸にプラン立てて攻めたり、選手も思いがけなかった奇跡のシュートがあったりと、1ゲームの中にドラマがたくさんあります。勝敗はもちろん大事ですが森田ヘッドコーチのように、選手が怪我をせず試合が終わるようにとコンディションを整えるチームスタッフの力も重要なポイント。ぜひ会場へ足を運んで広島ドラゴンフライズを応援しましょう。