「社会人10年目の30代会社員が不眠になった話」

寝る前のスマホ

39Designでは睡眠に困ったり悩んだ経験がある方からお話をお伺いし、そんな時にどのようなことをして悩みを解消されたのか紹介しています。悩みの解消法は人それぞれで、必ず睡眠に悩まれている方に効果があるとは言えませんが、試してみるのもいいかもしれません。ぜひ記事をご覧になって参考にしてみてください。

「社会人10年目の30代会社員が不眠になった話」

現在、日本では20パ-セントの人が睡眠トラブルを抱えていると言います。その症状も様々で、寝つきが悪い。早朝に目が覚めてしまう。

夜中に何度も起きる。など、ライフスタイルや睡眠環境により様々なケ-スがあるようです。その様な中、大学を卒業し、社会人として

10年目を過ぎた30代の頃に、突然睡眠トラブルに見舞われた時の体験談です。

突然睡眠トラブルの症状が出始める

その頃、私は自動車販売を行っている会社で営業職として働いていました。入社して5年が過ぎ、仕事の上でも中心的な存在になりつつある状況でした。

ですが、ある時期を境に、寝つきこそ良いものの、夜中に何度も起きてしまい、一度目が覚めると眠れなくなるという症状が出始めたのです。それまでは、

睡眠について特に考えることもないくらい、当たり前のように眠れていましたし、翌朝目覚ましに起こされるまで、目が覚める事などほとんどなかったのです。

トラブルの症状は原因不明

この様な話をすると、多くの人は上司とお客様の間で板挟みとなっていたり、仕事のプレッシャ-やストレスが原因なのではないかと思われるでしょう。

しかし、当時は会社の人間関係にも恵まれていましたし、車が好きだった事もあり、仕事自体を楽しんでいたのです。特別に生活環境の変化があったわけでも

ありませんし、精神的にショックを受けるような出来事もなかったと思います。

最初は特に気にすることも無く、「そのうち元に戻るだろう」と思っていたのですが、1か月を過ぎても症状は変わらず夜中に何度も起きては目が覚めてしまい 朝方まで眠れないという日々を繰り返していました。

改善のために行った3つの行動

そこで、私がまず始めたのは、適度な運動する事。就寝前のカフェインの摂取をやめる。スマ-トフォンを見る事をやめる。この3点でした。それまでの私は、 日中のほとんどをデスクワ-クで過ごし、コーヒ-が大好きということもあって、水を飲む代わりにカフェインを摂取していました。

失敗、症状は改善されない

しかし、

これらは私にとって、あまり効果があったとは思えません。自宅に帰ってきてからのウォ-キングや、週に何度かの筋トレなどをやってみたのですが、

疲労感よりも、逆に頭がさえてしまい、寝つきまで悪くなってしまったのです。

新たな方法を試行錯誤、自分に合った改善方法

その後も色々な情報を集め、様々な方法を試しましたが、結果的に一番良かったのは就寝に至るまでの流れを一つのル-ティンとして決めてしまうことでした。

具体的には、仕事が終わったら、余計な寄り道はせず、ほぼ同じ時間に帰宅し、食事→入浴→テレビ鑑賞など→就寝という具合に帰宅後の行動を意識して固定する事です。

この時に気を付けていたことは就寝までの間に、調べものや読書といった自分から脳に記憶したり、得た情報からさらに考えを展開することをやめる事です。

ニュ-スやウェブサイトを流し見する程度にすることをおすすめしますし、むしろ、映画やゲームのようなすでに出来上がっているスト-リ-を、ただ受け身で見ている方 が良いと思います。

改善効果を実感

こうして、この一連のル-ティンを繰り返す中で、2週間を過ぎたあたりでしょうか。自然と同じ時間になると眠くなるようになったのです。その後は夜中に起きる回数も

減り、翌朝目覚ましに起こされる生活に戻ることができたのでした。

まとめ

最後に、一般的にいわれている不眠の原因は色々あります。私は病院に通うことはなかったので、

専門家の意見を聞くことはありませんでしたが、やはり、脳と睡眠は密接な関係にあると思います。「人間の脳は習慣を好む臓器である」と言われています。

一日のうち数時間で良いので同じ行動をする習慣を持つと、人間の脳は安定し、交感神経と副交感神経の切り替えがスム-ズになり、自然と睡眠も変わってくるのでは ないかというのが私の感想です。

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